教室では、「感じる力」と「弾く力」を育てるために、日々効果的なレッスンを行っています。
美しい音を無理なく奏でるためには、バイオリン独特の動きを体に自然に馴染ませることが大切です。
そのために、伝統的な指導法に加えて、教具も取り入れています。
ただ曲をなぞるのではなく、
基礎をしっかりと身につけたうえで、
自分らしい音の表現ができるようになることを大切にしています。
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最初の一歩
1・構え方

姿勢、バイオリンの保持の仕方などは、「決まりごと」というよりも、300年以上にわたり多くの人が探求し、たどり着いた“自然な形”です。レッスンでは、その“基本”と“なぜそうするのか”という理由もあわせてお伝えしています。▶ 構え方の続きを見る
2.弓の持ち方

外見より、「どの指をどの様に意識するか」が大切。
バイオリニストによって異なることも有りますが
指の役割は共通です。
中指・薬指・親指 ⇒ 持つ: 小指 ⇒ 支える:
人差し指 ⇒ 圧力をかける:
4.左手

左腕の動きに苦手意識を持たれる方も少なくありません。
バイオリンを正確に弾くためには、左手の柔軟性と指を置く位置の感覚がとても重要です。
一人ひとりのペースや課題に合わせて段階的な練習を行います。
音程が不安定なまま弾き続けることのないよう、少しずつ身につけていける指導を心がけています。
ステップ2
1.ビブラート

基礎が整ったら、次はビブラートなどの表現技術へ進みます。順を追って練習すれば決して難しくありません。
2.ポジションチェンジ
この技術の鍵は「脱力」。自然に手を動かせる柔軟さと、安定した支えが必要です。
並行して学ぶ事
1、演奏には、手“しなやかさ”が欠かせません。

指の開きやすさや、動きの速さといった身体的な特性も、
演奏に欠かせない大切な要素です。
でも、それは「変えられる」ものでもあります。
必要な開きや強さに合わせて手そのものを育てていくことで、演奏の幅が広がります。
2.音楽性・リズム感

何度も繰り返して弾くうちに、音楽性はふと芽生えてきます。
リズム感も、初めから完璧である必要はありません。くり返し練習するなかで、育っていきます。
教室では、そうした“育っていく過程”を大切にしながら、レッスンを行っています。
初心者の方も、経験者の方も、自分のペースで音楽に向き合っています。
3.楽典・音楽史

3つのグループに分けて考えております。
学生時代〜20代からのスタート
まだ手指や筋肉が柔らかく、吸収力も高い時期です。子どもの頃から始めた方と比べても、努力次第で十分に追いつくことができます。コンチェルトなど本格的な曲にも挑戦できる可能性があり、確かな土台を築くことで、将来にわたって豊かな演奏ができるようになります。
30〜50代からのスタート
生活の中に音楽を取り入れ、自分らしい表現を楽しめる年代です。激しい曲よりも、穏やかで温かみのある曲を丁寧に仕上げていくことが、心に響く演奏につながります。年齢に応じた体の使い方を意識しながら、無理なく確実にステップアップしていけるようサポートしています。
それ以上の年代からのスタート
昨日の自分と比べる必要も、他人と競う必要もありません。バイオリンと向き合う時間そのものが、豊かなひとときになります。ただし、この年代では特に「体との対話」が大切です。無理をせず、少しずつ積み重ねることで、身体にも心にもやさしい音楽の時間が育っていきます。
イベント
1・発表会・ソロ

年によっては、全体の発表会の中に**「大人のコーナー」**を設け、落ち着いた雰囲気の中で演奏していただく形を取ることもあれば、
大人の生徒さんだけ“サロンコンサート”形式で、よりアットホームな雰囲気の中、音楽を楽しんでいただくこともあります。
どちらの形であっても、「大人になってから音楽に向き合うことの喜び」や「自分のペースで積み重ねた成果を形にすること」を大切に。▶ 発表会の動画を見る
2・発表会・弦楽アンサンブル・音あそび

音を合わせる喜び
周りの音をよく聴き、自分の音がハーモニーに溶け合う、又タイミングを揃える。ひとりで弾くのとはまた違った深い喜びがあります。
3・工房に見学に行きました。

以前、「手トレ工房」を見学したことがあります。
実際に体験してみた皆さんからは、
「こんなの、子どもの頃から使ってみたかった!」
「小さいうちに知ってたら・・・」
といった声があがり、笑い合いながら盛り上がりました。
改めて、手の使い方や柔軟性を意識することが、演奏にとってどれほど大切かを実感する時間になりました。
バイオリンの演奏は、日常生活にはない動作です。
これらを経験しないで大人になった方に、
年齢や他の条件に応じた“体育的なアプローチ”を考え、効果的なレッスンを提供しています。