教室では、趣味の方も専門を目指す方も、正しく強い土台を身につけます。
ペースや到達点は様々でも、動画のように全員が基礎を固め、個性ある演奏へと育っています。

バイオリンは、「テクニック・体育的要素」「情緒・歌心」「音感」の3つの柱で成り立ち、
一番弱い部分がその人のレベルを決めます。だからこそ、3つのバランスが大切です。

「コンクール入賞だけでなく、どの子も基礎ができている」と、
他の先生方からもありがたいお言葉をいただいています。

弓の持ち方


バイオリンの持ち方は理解できても、最初は思い通りに手が動きません。
小学生には日常にない動きであり、幼児にはそもそも理解が難しいからです。

そこで、小学生にも幼児にも、反復練習+教具「3歳の手」を使って、楽しみながら身につけています。
教具「3歳の手」は、もともと手がしなやかで、なおかつ3歳から始めた子の手を目指す物です。

  1. 中指・薬指・親指 ⇒ 持つ: しっかりと保持するために使います。音色の安定させます。
  2. 人差し指 ⇒ 圧力をかける: 強弱を付けたり、方向を指し示す役割があります。ピンポイントで音色を変化させる指でもあります。
  3. 小指 ⇒ 支える: 支えることで、他の指の自由に動きが可能になります。単なる支えだけでなく表現を裏付け、調整の役割を果たしているのです。

ボーイング(弓使い)

「弓をまっすぐ使う」は誰でも理解できますが、体のつくり上、実際は弧を描きがちです。
繰り返し意識することで、自然に覚えていきます。

また、こうした動きの練習は、練習具のほうが効果的なこともあります。

  1. 真ん中(中央)から始める:
    弓の重心を中央に置き、安定させます。
    まずはこの位置を確認し、脱力して弾いてみます。
  2. 弓先への意識: 弓と弦が直角に交わることが大切です。
    同時に弓に十分な圧力をかけてください。
  3. 弓元での調整: 弓全体の重さがかかるため、
    音が大きくなりすぎたり、音質が劣化することがあります。
    重量のバランスを保ち、適切に調整します。

バイオリンで遊ぼう(幼児)

「これは大事なこと」と言っても、小さな子には通じません。
ご機嫌をとりつつやってもらいます。
どうぞしてくださいませ!」

おもちゃに見立てた数々の教具
これは、バイオリンと同じサイズで
弓を通す、音程を取る練習が出来ます。

小さな音楽教室から、正しい音の第一歩を

当教室では、共通の注意点をまとめたガイドを配布し、効率的なレッスンを行っています。楽譜の読み方はレッスンと並行して教えていますが、小さなお子さんにはまずバイオリンの基礎を楽しく学んでもらい、読譜は小学校に入ってから指導します。

音程をとる

弦楽器では、柔らかく動く指が大切です。
柔軟な手を育てることで基礎演奏力が大きく伸びます。
独特の動きに慣れ、バイオリンに合った手の使い方を身につけましょう。

  • その上で
  1. 耳を鍛える:
  2. 正確な指のポジショニング:
  3. 録音で確認:・・・が、効果的です。
指が届かない (画像各駅停車より)

肘の基本位置は、正しくバイオリンを構え正しい手の形で正しく弦を押さえると自然に決まります。
教本(新しいバイオリン教本、篠崎、スズキメソード)には肘を真下に入れると記述されていますが、
「真下」の意味を取り違えると、正しく持てません。

「肘は出し過ぎず、入れすぎず」と思って頂ければ大きな間違えは起きません。
弦から他の弦へ移行するにつれて、バイオリンの下で肘の位置が変わることは意識する必要はありません。

「基礎位置はあるが固定されてはいけない」・・当たり前の事ですが 肘が固定されている例を多く見かけます。

レッスン技術の発達によって 手の小さい人 遅く始める人も 大きな可能性が

「不可能を可能へ」「できる範囲で弾く」

手の能力
手の能力向上を目指すためのストレッチングが重要です。
「指の届かない部分」や「動く速さ」、「音程」の問題も、
ストレッチで解決可能です。
バイオリンに頼らず、練習具を活用して練習します。

音楽性
作者の思いを感じ取り、周囲へ伝え、自己表現にまで高めていきます。
子供は豊かな感受性と想像力あふれる存在です。テクニックと情緒表現両面で
子供たちが楽しみながら成長できるように心がけています。