ウィーンに留学してよかったと思うことはたくさんありますが、
その一つが、演奏とは手の機能の範囲でしかできない実感できたことです。
留学して、私とヨーロッパ人学生の響きの違いを感じました。
バイオリンの場合 手のサイズよりある程度の柔軟性、筋力が大切です。


このように始めた 筋トレは私と生徒の音に影響を及ぼしています。
親族に医者が多く人体(特に骨格)に興味があったので、バイオリンを弾くために必要な筋肉についても専門家に教わりました。
私はストレッチング効果の出やすいので、手のストレッチで鍛え始めてからは、
音が澄んできた、大きくなったといわれるようになりました。
オーケストラとの共演は、1対100で融合する作業です。
メンデルスゾーン、チャイコフスキーなどは、弦楽器であるバイオリンが コントラバス、チェロ、ビオラ、パートとしてのバイオリンが鳴り響く中で消されないようにする。対応できる力強い音を出すためにも、これからもっと鍛えて欲しいですね。
②第一関節からハンマーのように叩くようにしている
実際に弦に触れるのは、第1関節だけ。
だから第1関節強化は、教室のトレーニングテーマです。
③揺るぎない弓使い
音を出すのは弓を縦に押さえながら、右から左に移動するだけの作業。
その縦と横の単純な動きの中で、音の個性ができていく気がします。
私の場合、人差し指が水先案内人になっているような気がします。
指先を弓に吸いつけて、第2関節で腕も重みをバイオリンに乗せます。
フォルテ、ピアノにかかわらず、透明感のある音を出せると感じています。
バイオリンの演奏に腕の筋肉は必要ないと思われるかもしれませんが、
弓を安定させるためにもとても重要です。


このような、動きのためには
柔軟さが大切です。
年少で始めるか、生まれつき筋肉が柔らかい場合以外
順を踏んだトレーニングをしながらレッスンしましょう。
TRAININGは、そこまでたくさんの時間を要しません。
バイオリン=手の発達
下記は、手の発達です。バイオリンを弾きながら、弾きやすい(弾ける)手にした方が圧倒的に有利だと言えます。しかし、レイトスターターだったり手が小さいと言った方は、順を踏んで弾きやすい(弾ける)手に持ってゆきましょう。

具体的にはどうするの?
ストレッチをしながらバイオリンを弾きます。
手を闇雲に、柔らかくしても効果ありません。
バイオリンの姿勢って 日常生活にない動作ばかりだと思いませんか?
ですから、ストレッチでバイオリンの演奏形に手を慣らしていきます。

TRAININGで、いつからでも、手が小さくても



ひとり言・・・

バイオリン。それは5歳でも弾ける! 20歳でも弾けない!!不思議な楽器。
その面白さ。日常では思いつかいない、不思議な動作で 何かが生まれ変わる。
ここで、感覚を共有しませんか??